1900年にドイツでフェルトの代用品として誕生した不織布は、戦前から欧米で研究 開発が進められ、1950年以後、産業ベースに乗る不織布製法が開発されました。

わが国で不織布の生産が始まったのは1956(昭和31)年から1957(昭和32)年にかけて、ダイニック(旧 日本クロス工業)、金星製紙、金井重要工業、フジコー(旧富士帽子工業)、アンビック(旧日本フェルト工業)、 倉敷繊維加工など先発メーカーが、いずれもアメリカからの導入機 械で乾式不織布の製造をスタートしました。続いて1958(昭和33)年には特種製紙、広瀬製 紙などがビニロン、ナイロンによる湿式不織布の生産を開始しました。

1959(昭和34)年3月には先発乾式メーカー4社で不織布懇話会が結成され、同年の9月には日 本不織布工業会に改組。1998(平成10)年4月には、1987(昭和62)年に設立された日本不織布振興会と統合し、日本不織布協会を発足、これが現在の不織布産業の基盤となりました。

1961(昭和36)年、西独カールフロイデンベルグ社からの技術導入による日本バイリーンの スタートが、その後の業界発展の起爆剤となりました。さらにまた大手化合繊メー カー、製紙メーカー、石油化学メーカー等からの参入で、わが国の不織布産業が急 成長をたどりました。

今日の発展を見るまでは、原反から加工までの生産技術の開発と機械設備の進歩が あったことが特筆されますが、同時に原料面でも不織布に機能性を付加した天然繊 維、合成繊維、ガラス繊維、金属繊維など、あらゆる繊維の開発のための繊維メー カーからの協力がありました。




Copyrights 2001. NONWOVENS REPORT.